公開日 2025.06.30 更新日 2025.06.30

子どもの性格は何で決まる?生まれた時ときの9つの性格や幼稚園願書での書き方を徹底解説!

子どもの性格が何で決まるのか、生まれ持った特性や育て方による影響が気になる方は多くいます。そんな子どもの性格ですが、「生まれつきの気質なのか」「育て方によって変わるのか」と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、「子どもの性格は何で決まるのか?」に回答します。また、生まれたときに備わっている9つの性格や、幼稚園願書に性格を記入する際のポイントも紹介します。

この記事を読めば、子どもの成長をサポートするためのヒントが得られるので、子育て中の方や願書作成を控えている方はぜひ参考にしてみてください。

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「いづるベース」なら足裏から子どもの能力を引き出します

いづるベースは、足裏から子どもの運動能力・脳の成長を促進する子ども向け専門ジムです。

足裏は「第二の心臓」とも呼ばれており、約60〜70個の反射区(つぼ)があります。足裏は身体機能の向上だけでなく、怪我の予防、脳の発達など、子どもの身体にとってとても大切な場所になります。

いづるベースはただの子ども向け体操教室ではなく、「足裏」への運動アプローチを通じて運動能力だけでなく学力なども含め子どもの可能性を引き出す体操教室です。

3歳から12歳のお子様に向けて、年代に合わせたコースや親子ペアコース、小学校お受験コースなどお子様それぞれに合わせた成長を促すために最適なコースを揃えております。

気になる方はぜひ一度店舗へお気軽にご相談ください。

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大阪府大阪市西区靱本町1-16-20 本町アートスクエア2階

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子どもの性格は何で決まる?

子どもの性格は、親の育て方で決まると考えがちです。しかし、近年の研究によって、子どもの性格の形成には「遺伝」や「家庭外の環境」など、さまざまな要素が複雑に絡み合っていることが明らかになりました。

行動遺伝学に基づく研究では、大人になったときの自尊心(自己肯定感)や性格に与える影響について、遺伝、家庭環境(子育て)、家庭外環境(友人関係など)の3つの要素に分けて分析が行われています。

驚くべきことに、親の子育て方法に違いがあったとしても、育てられた子どもが大人になったときの自尊心や性格には、ほとんど変わりがありません。親がどれだけ厳しく育てたか、優しく育てたかといった違いは、子どもの最終的な性格形成にはそこまで大きな影響を与えないというわけです。

研究によると、性格に対する影響度は次のように示されています。

  • 遺伝の影響:約30〜50%
  • 家庭環境(親の育て方など)の影響:ほぼ0〜10%
  • 家庭外環境(友人・学校・社会経験など)の影響:約40%前後

この研究結果は、子育て中の親にとって大きな安心材料にもなります。「ちゃんと育てられているかな」と不安になったり、「もっとこうすべきだった」と自分を責めたりする必要はありません。親ができることは、子どもがさまざまな経験を積めるようサポートすることです。

子どもが生まれたときに持つ9つの性格

子どもの性格は、生まれた瞬間からすでにある程度の特徴を持っているといわれています。ここでは、子どもが生まれたときに持つ9つの性格特性を紹介します。

行動の可変性

行動の可変性とは、子どもが新しい刺激や変化に対してどれだけ柔軟に反応できるかを指します。柔軟に行動できる子もいれば、決まったルーティンを好み、新しいことに慎重な子もいます。行動の可変性が高い子は、新しい環境や経験にもすぐに適応しやすいでしょう。

接近・回避性

接近・回避性は、新しい物事や人に対して積極的に近づくか、それとも慎重に避けようとするかを示す特性です。知らない人や新しいおもちゃにすぐ興味を示して近づく子もいれば、距離を置いてじっくり観察する子もいます。どちらの反応も、その子の気質の一部であり、無理に変える必要はありません。

活動性

活動性は、体をどれだけ積極的に動かすか、エネルギッシュに活動するかの程度を表します。じっとしているのが苦手で常に動き回る子どももいれば、落ち着いて静かに遊ぶのを好む子どももいます。活動性が高い子どもには、エネルギーを発散できる環境づくりが大切です。

順応性

順応性は、環境の変化にどれだけスムーズに適応できるかを指します。新しい保育園やおもちゃにすぐ慣れる子どももいれば、時間をかけて少しずつ慣れていく子どももいます。順応性の高い子どもは環境の変化に強く、逆に低い子どもには丁寧なサポートが必要です。

注意の分散性と持続性

注意の分散性と持続性は、子どもがどれほど集中力を持って物事に取り組めるか、どれほど気が散りやすいかを表します。すぐに興味が移る子どももいれば、長時間1つのことに集中できる子どももいます。それぞれに合った遊びや学びのスタイルを工夫することが大切です。

生理的規則性

生理的規則性とは、睡眠や食事、排泄などの生理的リズムがどれだけ一定しているかを指します。生活リズムが整いやすい子どももいれば、不規則になりやすい子どももいます。リズムが不安定な子どもには、無理に合わせようとせず、少しずつ整えていくサポートが必要です。

反応の閾値

反応の閾値は、外部からの刺激にどれだけ敏感に反応するかを示します。小さな音や光にも敏感に反応する子どももいれば、刺激に対してあまり気にしない子どももいます。敏感な子どもには、安心できる環境を整えることが大切です。

機嫌の良さ

機嫌の良さは、日常生活の中でポジティブな感情をどれだけ多く表現するかを表します。ニコニコよく笑う子どももいれば、不満や不安を表現しやすい子どももいます。機嫌の良さも個性のであり、どちらが良い悪いというものではありません。

反応の強さ

反応の強さは、感情表現の大きさを指します。嬉しいときに大声で喜んだり、嫌なときに強く拒否したりする子どももいれば、穏やかに反応する子どももいます。感情表現が強い子どもには、その気持ちを受け止めてあげることが、情緒の安定につながります。

子どもの性格・気質は5つのタイプに分けられる

近年、子どもの気質や性格をわかりやすく把握するため、以下の5つのタイプに分類する考え方が注目されています。

  1. おっとりタイプ
  2. おりこうタイプ
  3. わんぱくタイプ
  4. きくばりタイプ
  5. がんばりやタイプ

おっとりタイプは、いつもニコニコしていて機嫌が安定している子どもを指します。赤ちゃんのころから自己主張が控えめで育てやすい反面、集中力がやや続かない子どもが多いとされています。

おりこうタイプは、大人の行動を観察し模倣するのが得意です。そのため、言葉の発達も早く、完璧を求める気質が見え隠れすることもあります。

わんぱくタイプは好奇心旺盛で、活発に体を動かして遊ぶ元気いっぱいの子どもを指します。甘えん坊な一面もあり、愛情表現が豊かなのが特徴です。しかし、パワフルすぎて世話を手を焼くこともあるでしょう。

きくばりタイプは、周囲の人や環境の変化に敏感に気づき、思いやり深い優しい性格です。安心できる環境を好み、トラブルに巻き込まれると自分を主張できないこともあります。

がんばりやタイプは、強いこだわりを持ち、自分の思う通りになるまで粘り強く努力する子どもを指します。時には頑固に見えることもありますが、好きなことに対する集中力と継続力は大きな強みです。

大まかな傾向を理解することで、子ども一人ひとりへのより深い理解につなげられます。

幼稚園願書の子どもの性格欄の書き方

ここからは、幼稚園願書の子どもの性格欄の書き方を2つ紹介します。

  • 性格の長所は細かく書く
  • 性格の短所は前向きな言葉に言い換える

それぞれ詳しくみていきましょう。

性格の長所は細かく書く

幼稚園の願書に子どもの性格を書く際は、長所をできるだけ具体的に細かく書くことが大切です。

たとえば、「元気な性格」だけで終わるのではなく、「初めての場所でも自分から友達に話しかけられる」「失敗してもめげずにチャレンジする明るさがある」など、日常の具体的な行動を交えて書きましょう。そうすることで、子どもの性格の良さが具体的に伝わりやすくなります。

性格の短所は前向きな言葉に言い換える

性格の短所について触れる場合も、ネガティブに書くのではなく、前向きな言葉に言い換える工夫が求められます。たとえば、「飽きっぽい」という表現を「好奇心が旺盛で新しいことに積極的に挑戦する」などに変換することで、子どもの成長意欲をアピールできます。

幼稚園側は子どものありのままの姿を知りたいと思っていますが、ポジティブな表現を使うことで、さらに良い印象を与えられるでしょう。

短所な性格のポジティブな言い換え方

ここでは、以下の短所な性格をポジティブに言い換える例を紹介します。

  • 気が弱い
  • 人見知り
  • 神経質
  • おおざっぱ
  • マイペース

それぞれの言い換え方を詳しくみていきましょう。

気が弱い

「気が弱い」という表現は、控えめで自信がない印象を与える可能性があります。そのため、「思いやりがあり、周囲の気持ちに敏感に寄り添える子」と表現しましょう。周囲の状況をよく見て行動できる、優しさや繊細な感性を持った子どもであることをアピールできます。

人見知り

「人見知り」という特徴は、新しい環境にすぐ慣れないという意味でネガティブに捉えられがちです。しかし、言い換えれば「慎重で観察力がある子」となります。慎重に相手を見極める力があり、一度打ち解けると深い信頼関係を築くことができる、というふうに伝えると好印象になります。

神経質

「神経質」と聞くと、細かいことにこだわりすぎるイメージがあります。しかし、ポジティブに言い換えると「細部に気を配れる、丁寧な子」となります。細かいところまで気づける感性や、物事に真剣に取り組む姿勢をアピールすることができるでしょう。

おおざっぱ

「おおざっぱ」という言葉は、雑な印象を与えやすいです。しかし、「物事にとらわれず、柔軟な発想ができる子」と表現するとポジティブな印象にも捉えられます。細かいことにとらわれず、大きな視点で考え、行動できる柔軟性を持っている点をアピールできます。

マイペース

「マイペース」という特徴も、集団生活を考えるとネガティブに感じることがあります。しかし、「周囲に流されず、自分の考えを持って行動できる子」と言い換えられます。自分のペースを守りながら、物事に取り組める芯の強さがあることを伝えられるでしょう。

まとめ

この記事では、子どもの性格が何で決まるのかを解説し、生まれたときに見られる9つの性格タイプや、幼稚園願書で性格欄を書くときのポイントを紹介しました。

子どもの性格は、生まれ持った気質が影響して形づくられると考えられています。また、幼稚園願書の性格欄では、子どもの長所を具体的に記述し、短所にあたる部分も前向きな表現に言い換えることがポイントです。

この記事を参考に、子どもの生まれ持った個性を理解し、願書作成でも魅力をしっかり伝えられるよう準備してみてください。

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著者情報writer
いづるベース代表 澤田 修司

内閣府所管企業主導型保育園「いづる保育園」の運営、幼保業界の問題解決サービス「保育のカタチ」の運営、キッズフィットネスジム「いづるベース」の企画運営をしています。「子どもたちにもっと思いっきり遊んで欲しい!」という強い想いからいづるベースを立ち上げました。幼保業界に携わる中で得た知見を、より多くの人に伝えられるよう記事を執筆します。社会貢献活動にも力を入れていきます。