公開日 2025.12.27 更新日 2025.12.27

子どもの「浮き指」放置は危険。姿勢の悪さ・集中力の低下につながる「足育」の重要性

浮き指とは、足の指が地面にしっかり接地せず浮いてしまう状態を指します。特に子どもの成長段階においては、足の指を十分に使わないことによって姿勢が悪くなったり、運動能力が低下する恐れがあるため注意が必要です。

日常的に子どもの足を観察し、早期のセルフチェックや正しい靴選びを行うことは、浮き指の原因を取り除く重要なアプローチとなります。運動不足や生活環境の変化などにより、近年は浮き指になる子どもが増えています。

本記事では、浮き指が増加する背景や姿勢への影響、さらに家庭で実践できる治し方やエクササイズについて詳しく解説します。子どもの足育を意識し、健康的な成長と集中力の維持をサポートしていきましょう。

目次

1.浮き指とは?子どもの足特有の問題点を理解しよう

子どもの足は成長過程で形状や骨格が変化しやすく、思いがけないトラブルが起こりやすい特徴があります。

浮き指は、足指の付け根からしっかりと地面につけられない状態を指し、極端な例では指先が完全に地面から浮いてしまうこともあります。体重を適切に分散できなくなると、重心バランスが崩れ、姿勢が悪くなる原因につながります。子どもは成長とともに骨格も柔軟なため、自覚症状が少ないまま進行してしまうケースが多いです。

浮き指状態が続くと、足裏の筋肉だけでなく、膝や腰、さらには背筋にも影響が及びます。子どもが長時間座ったり、歩行中に転びやすくなったりするのは、しっかり足指で地面をとらえられていないことに起因する場合があります。こうした繰り返しの負担が将来的な姿勢不良のリスクを高めるのです。

普段から足の健康チェックを行い、子どもが「浮き指」かもしれないと感じたときは早期に対処することが大切です。適切な靴選びや足指のトレーニングを取り入れることで、足育をサポートし、姿勢だけでなく運動能力や集中力の向上も期待できます。

浮き指が増えている背景と子どもに多い理由

近年の生活習慣を見ると、子どもたちは屋外で遊ぶ機会や歩く距離が減少し、足指を活発に使う機会が激減しています。自宅での時間が長くなり、足裏に適度な刺激が入らないことも浮き指増加の一因です。

また、靴の選び方の問題や、サイズの合わない靴を履き続けることも大きな背景と言えます。特に幼少期から成長期にかけて、急激に足のサイズが変わるため、こまめなチェックが必要です。

こうした要因が重なることで、お子さんの足指に負担がかかり、浮き指のリスクが高まります。早めに原因を把握し、足指をしっかり使う歩行習慣を身につけさせることが大切です。

子どもの浮き指が引き起こす主なリスクと症状

浮き指になると、足指が地面をとらえないため、体重のバランスがかかと寄りになりがちです。結果として、足首・膝・腰などの関節に過度な負担がかかり、成長痛や慢性的な疲労感を引き起こすこともあります。

さらに、バランス感覚が不安定になることで、転びやすくなったり疲れやすくなったりする症状が見られます。学習に集中できないほど疲労を感じる子どももいるため、集中力の低下につながるケースもあるでしょう。

長期間放置すると重度の外反母趾や偏平足など、他の足トラブルへと進行する懸念もあります。早期発見・早期対応で、姿勢の悪化や運動能力低下を防ぐ取り組みが求められます。

2.浮き指と姿勢が悪くなるメカニズム

子どもの浮き指は、全身のバランスを崩しやすくする大きな要因となります。

足の指が地面をしっかり支えないと、足裏に均等に体重を乗せられず、踵重心が習慣化されることが少なくありません。すると背骨や骨盤に負荷がかかって姿勢を崩しやすくなるのです。

姿勢が悪い状態は、筋力を余計に使うため疲れやすく、集中力の低下や学習意欲の減退につながります。また、子どもの場合は筋肉や骨格が発達段階なので、歪んだ姿勢が定着しやすいというリスクも見逃せません。

身体のバランスが乱れると、スポーツや日常動作にも影響が及びます。走る、跳ぶといった基本的な運動でもパフォーマンスが下がり、怪我のリスクが高まる恐れがあります。

踵重心と足指の機能低下が姿勢に及ぼす影響

浮き指の子どもは、足指で踏み込めないために踵重心になりやすい傾向があります。常に踵側に重心があると、前後左右のバランスをこまめに調整しにくくなり、猫背や反り腰などの姿勢不良を起こしやすくなります。

さらに、踵重心では下半身の筋力を効率よく使えず、疲労が溜まりやすい状態が続きます。運動時だけでなく日常生活でも、足に余計なストレスがかかりやすくなるでしょう。

このような姿勢不良を改善するためには、足指でしっかりと地面を押し返す意識を持つことが重要です。日々の立ち方や歩き方に気を配ることで、全身バランスが整いやすくなります。

足アーチの崩れと重心バランスの乱れ

子どもの足は、土踏まずを含む3つのアーチが正常に機能することで衝撃を吸収し、安定した歩行を支えます。しかし浮き指が進行すると、指と連動する筋肉が衰え、アーチが崩れてしまうことがあります。

足アーチが崩れると、姿勢制御が難しくなり、重心バランスが乱れやすくなります。子どもの場合、成長に伴う骨の軟らかさから変形が進みやすい点が懸念されます。

足アーチを維持する具体的な方法としては、足指のエクササイズや適度な裸足での生活が挙げられます。意識的にアーチを保つ習慣を身につけることが、将来の姿勢トラブルを予防する一歩となります。

3.子どもの足育が重要な理由

子どもの頃から足をしっかり育てておくことは、健康的な体づくりの基盤をつくるうえで不可欠な要素です。

足指が十分に機能しないと、体幹や上半身にも悪影響が及び、正しい姿勢を保ちにくくなります。子どもの時期に身につけた歩き方や重心バランスは、大人になってからの身体パフォーマンスにも関わるため、今のうちから足育を意識しておくことが大切です。

また、スポーツを始める際にも足指が健全に働くことは非常に重要です。走る、跳ぶなどの運動は足元からの安定感が大きく左右するため、幼少期に足の力を鍛えておくことは将来の運動能力向上に直結します。

さらに、足裏が快適に地面をつかむことで、姿勢の悪さや疲れの蓄積を抑え、集中力を高める効果も期待できます。日常生活だけでなく学習面でも、子どもがベストな状態で過ごせるようサポートできるのです。

6歳・9歳までに形成される足の機能と発達

足の骨格や筋肉は幼少期に急速に発達し、6歳頃までに足の基礎的な形が整い、9歳頃にはほぼ大人と同様の骨格が形成されると言われています。この時期の適切な足育が、その後の姿勢や運動能力に大きく影響するのが特徴です。

特に就学前には足指で踏ん張る力を養うことが大切で、バランスを取る感覚や小さな筋力を育む絶好の機会となります。ここでしっかりと地面をつかむ感覚を身につけないと、成長とともに姿勢が悪くなるリスクが高まります。

早期から子どもの足を観察し、適切な靴選びや遊びを通じて足指を鍛える習慣を身につけさせることが、将来的な足トラブルの予防につながります。

足指を育てることが姿勢や運動能力に与える影響

足指がしっかりと地面をつかめるようになると、重心が安定しやすく、立位姿勢のブレも少なくなります。これはスポーツや日常の動作全般にプラスとなり、運動パフォーマンスの向上にも寄与します。

子どものうちは体幹や脚周りの筋力が未発達なため、足指を使う動きを意識するかどうかで成長曲線が大きく変わることがあります。正しい足育で土台が整っていると、あらゆる運動の習得もスムーズです。

結果として長時間の立位や歩行でも疲れにくく、集中力の維持にも好影響を与えることが期待されます。学習面でのパフォーマンスにもつながるため、総合的な成長サポートとして足指を育てることは非常に重要です。

4.浮き指を引き起こす主な原因

子どもの浮き指は、日常生活のちょっとした習慣や環境の変化によって促進されるケースが多いです。

一番大きな要因のひとつとして、靴選びや履き方の問題があります。サイズが合わなかったり、靴ひもを締めずに履いたりすると、足指の機能を十分に発揮することができません。

さらに、室内で過ごす時間が長い現代のライフスタイルは、足指を鍛える機会を減らします。ゲームやオンライン学習など、座ったままの姿勢が続くことで、足指を使わない状態が慢性化してしまうのです。

こうした生活習慣や靴の問題が複合的に子どもの足に影響を与え、浮き指のリスクを高めます。早めに気づき、足指を主体的に使う活動を取り入れることが大切です。

合わない靴選びと誤った履き方

足のサイズに比べて大きすぎる靴や、先が極端に細い靴を履き続けると、足指が曲がったり十分に踏ん張れない状態が生じます。これが恒常化すると浮き指へとつながります。

靴ひもを緩く結んだまま歩く習慣も要注意です。足と靴とのフィット感が希薄なまま歩き続けることで、足指を使う機会がますます失われてしまいます。

子どもは成長スピードが速いため、こまめな靴のサイズチェックと正しい履き方の指導が必要です。定期的に足のサイズを測定し、足指がしっかり動かせるデザインを選ぶことを心がけましょう。

運動不足・歩行距離の減少

現代の子どもたちは、外で遊ぶ代わりに室内で過ごす時間が増えています。結果として、走ったり歩いたりする機会が激減し、足指を活用するチャンスも減少します。

特に、通学距離が短かったり、日常的にバスや車で移動する習慣がある子どもは要注意です。足裏全体の筋肉を使わないまま成長してしまうと、浮き指のみならず足裏の筋力不足も深刻化します。

適度なウォーキングや遊具を使った外遊びなど、足に自然な負荷をかける環境を積極的に設けることで、浮き指の発生リスクを下げることができます。

足指を使わない生活環境と習慣

畳や床に座る機会が減り、椅子やソファーで過ごす時間が増えたことも、足指を使わない原因のひとつです。裸足で地面や床を感じることが少なく、感覚刺激を得られにくくなっています。

また、靴や靴下を長時間履いていると、足指が自由に動く機会が限られます。締め付けが強い靴下や室内スリッパも、足指の感覚を鈍らせる場合があるので注意が必要です。

こうした日常的な環境が続くことで、子どもは自然と足指を使用しなくなり、結果的に浮き指が進行していきます。なるべく足指を意識的に動かせる工夫を取り入れると良いでしょう。

5.浮き指のセルフチェック方法

浮き指は早期発見が何より重要です。定期的にお子さんの足を観察し、異変がないかを確認しましょう。

子どもは痛みや違和感を自覚しにくいため、大人がこまめにチェックをすることが肝心です。足裏や指先の状態を知ることで、浮き指の兆候を早めに察知することができます。

観察の際には、目で見るだけでなく、実際に指を動かしてみるのもおすすめです。親子で一緒にセルフテストをすることで、楽しみながら足の健康を管理できます。

浮き指を発見したら、無理なく始められるトレーニングや生活習慣の見直しを行いましょう。重度の場合や不安がある場合は、専門家に相談して適切なサポートを受けるようにすることが大切です。

足裏・足指の観察ポイント

日常的にタコやマメ、皮膚の硬化などがないか確認しましょう。足指が浮いていると特定の部位だけに負担がかかり、思わぬ場所にタコができる場合があります。

さらに爪の状態にも注意が必要です。浮き指があると巻き爪や変形した爪が生じやすくなるため、爪切りの際に痛みを訴えないかチェックしてみてください。

立姿勢を真横から見たとき、指先が地面につかず浮いていないかも大切なポイントです。ほんの少しの違和感を見逃さず、早期対策を取ることが予防のカギとなります。

手軽に試せる簡単セルフテスト

立った状態で、足指を意識的に開いたり閉じたりしてみましょう。スムーズに動かせる場合は問題ありませんが、動きがぎこちなかったり足指が床につかない場合は要注意です。

片足立ちでバランスが取りにくい場合も、浮き指の兆候が疑われます。子どもがフラフラするようなら、足指の力が弱っている可能性があります。

足の指先で床をつまむようにして立ち上がれるかなど、ちょっとした動作で判断できます。遊び感覚で取り組みながらチェックすると、子どもも続けやすいでしょう。

6.家庭でできる改善エクササイズ

特別な道具がなくとも、家庭で手軽に浮き指対策を行うことが可能です。

浮き指を改善するには、足指の筋力と柔軟性を鍛えることがポイントです。毎日少しずつでも継続することで、着実に改善へ向かうことが期待できます。

足先を意識した動きは、子どもにとってはゲーム感覚で取り組みやすいものです。親子で一緒にエクササイズすると、モチベーションを保ちながら楽しむことができます。

続けるうちに足指の使い方が身につき、自然と立ち方や重心バランスも整ってきます。意識的に取り組むことが、姿勢の悪さの根本的な解消にもつながるでしょう。

足指じゃんけんで指先の感覚を高める

まずは足指を意識する練習として、じゃんけんの「グー・チョキ・パー」を足指で表現します。親指と他の指をバラバラに動かすことが難しい最初の段階では、ゆっくり慣らしていきましょう。

足の指をおもいきり曲げてグー、指を伸ばしてパー、親指だけ突出させてチョキという具合に、1回ずつ丁寧に動かします。子どもにとっては面白いゲーム感覚で続けられるはずです。

一定のリズムで繰り返すと、指先の独立した動きが身につき、地面をつかむ感覚がわかりやすくなります。最初はうまくいかなくても、根気よく続けることが大事です。

イモムシ歩き・クマ歩きで足裏全体を活性化

イモムシ歩きは、足指と土踏まずを交互に使って足全体で前進する運動です。床に軽く触れながら前進し、足裏をしっかり動かすことで指先と土踏まずが刺激されます。

クマ歩きは、両手両足を床についた状態で、手足を交互に動かして進む動作のことです。足指で踏ん張りながら体を前に進めるため、自然と足裏の筋肉を鍛えられます。

これらの動きは遊びながら足指の使い方を身につけられる点が魅力です。室内でも気軽に取り組めるため、ぜひ親子でチャレンジしてみましょう。

タオルギャザーで足指の握力を鍛える

床にタオルを敷き、足指でタオルをつかんで手前に引き寄せる運動です。指先がしっかりタオルをグリップできるようになれば、足指の筋力強化が期待できます。

最初はタオルの端を何度かつまむだけでもOKです。子どもが飽きないよう、タイムを計ったり、引き寄せた回数を競ってゲームにしてみると楽しく続けられます。

タオルの厚みを変えたり、難易度を少しずつ上げることで、足指への刺激を段階的に増やすことができます。徐々にレベルを上げながら取り組むことで、少しずつ効果を実感できるでしょう。

「ひろのば体操」で足指と足底の柔軟性を向上

ひろのば体操は、足裏から指先にかけて伸ばすストレッチ運動で、浮き指の改善に効果があるとされています。筋肉をゆっくり伸ばすことで、足指まわりの柔軟性を高めることができます。

やり方はシンプルで、両手で足の指の付け根からしっかりつかみ、足底を優しく伸ばすように引っ張ります。痛みを感じない範囲で、心地良いと感じる程度に行うのがポイントです。

定期的に続けることで、足指の可動域が広がり、浮き指を予防・改善するだけでなく、足全体の疲労軽減にも役立ちます。親子でやり方を確認しながら丁寧に取り組んでみましょう。

7.正しい靴の選び方と履き方のポイント

浮き指の改善・予防には、足に合った靴を選び、正しく履くことが欠かせません。

子どもの足は成長が早いので、定期的にサイズを測り直し、一番合った靴を選ぶことが大切です。サイズが合わない靴は、足指の圧迫や動きを制限し、浮き指を悪化させる原因となります。

履き方にも注意が必要です。靴ひもが緩いままだと、足が靴の中で動いて足指の力を十分に発揮できません。マジックテープタイプの場合も、甲をしっかりホールドするように留めましょう。

靴底の柔軟性やかかと部分のフィット感も要チェックです。無理に窮屈な靴や柔らかすぎる靴を履かないよう、子どもの足の形状に合わせて選ぶことが、良い足育への近道です。

靴のサイズ測定とフィット感の重要性

こまめなサイズ測定は、子どもの成長に合わせた靴選びの基本です。定期的に測定し、実際に履かせてつま先部分に余裕があるか、かかとが浮いていないかを細かくチェックしましょう。

試し履きするときは、足指をグッと踏ん張れるかも確認すると良いです。足指に力を入れた時に圧迫を感じない靴を選ぶことで、浮き指のリスクを減らします。

成長期は特に短期間で足が大きくなるため、少し大きめのサイズを買いがちですが、大きすぎる靴はかえって足指を使わなくなる原因になりがちです。慎重に適切なサイズを見極めてください。

かかとの芯・マジックテープ・柔軟性をチェック

かかとの芯が適度にしっかりしている靴は、足首を安定させ、浮き指の進行を防ぎやすくなります。逆に柔らかすぎると足がブレやすく、足指に余計な負担をかける恐れがあります。

マジックテープは子どもが自分で履きやすい反面、正しく留めないとホールド力が不足します。甲の部分をしっかり固定し、足指の自由が利くように調整することがポイントです。

靴底の柔軟性も重要で、曲げたときにスムーズに返る靴を選びましょう。硬すぎる靴は足指の動きを妨げ、柔らかすぎると踏ん張りが効きにくくなるため、バランスが大切です。

インソールを活用した足指サポート法

インソールは、足裏の形状を補正し、足指の機能をサポートしてくれる便利なアイテムです。子どもの足に合ったインソールを使うことで、浮き指対策にも効果が期待できます。

アーチサポート付きのインソールで土踏まずを支えると、足指への負担が軽減され、正しい重心バランスに導きやすくなります。

ただしインソールも、足に合わないものを使うと逆にトラブルを招くことがあります。専門店や医療機関でのアドバイスを得ながら、最適な製品を選んでください。

8.浮き指改善で得られるメリット

浮き指を改善すると、足や姿勢の問題だけでなく、子ども全体の成長や運動能力にも良い影響が期待できます。

子どもにとって、足指が正しく機能する状態は動きやすさの向上につながり、運動のパフォーマンスや学習への集中力にも影響を及ぼします。浮き指が治ることで、普段の立ち姿勢や歩行が安定し、転倒リスクも軽減されます。

日常生活の疲労や足裏の痛みが減ると、子ども自身が動くことに前向きになり、身体を動かす機会が自然と増えていくことでしょう。スポーツ活動にも積極的に取り組めるようになります。

さらに、成長期に足指をしっかり使う習慣を身につけると、大人になってからの外反母趾や偏平足などの足トラブルを予防する可能性も高まります。

転倒予防と正しい姿勢の維持

浮き指が改善されると、足裏全体で体重を支えられるようになり、転びにくくなります。子どもは走り回ることが多いため、足元が安定することで怪我のリスクを大幅に下げられます。

また、足指をきちんと使えるようになると自然と重心が整い、姿勢も良くなりやすいです。姿勢が正されることで呼吸も深くなり、より健康的な生活リズムを保てるようになるでしょう。

こうした小さなメリットが積み重なり、子どもの成長や学習効率に大きく影響してきます。足指の健康は身体全体の土台を整える大切な要素と言えます。

運動パフォーマンスの向上

足指をしっかり使いこなせるようになると、走ったりジャンプしたりする動作に力が伝わりやすくなり、運動能力が高まります。スポーツだけでなく、体育の授業などでも良い結果を出しやすくなります。

子どものころに正しい足指の使い方を覚えておくと、複雑な動きや素早い動作にも対応しやすくなります。結果的に、多彩な運動に挑戦する意欲が湧き、楽しさを感じられる場面が増えていくでしょう。

アルティメットやサッカー、バレーボールなど、あらゆるスポーツで足元の安定はパフォーマンスの向上と怪我の予防に直結します。浮き指の改善は、子どもの運動の基礎力を高める一歩となります。

外反母趾・偏平足などの足トラブル予防

子どものうちから足指をしっかり使えていると、成長するにつれて足の骨格が安定し、外反母趾や偏平足といったトラブルを避けやすくなります。これらの足の変形は、大人になってから生活の質に影響を及ぼすこともあるため、予防が重要です。

また、足指の力が弱いまま成長すると、指先が変形したり足裏に過剰な負担がかかり、将来的な痛みや運動制限につながる恐れがあります。子ども時代の習慣づくりは一生を左右するとも言えます。

浮き指を改善することで、足にまつわる様々なリスクを減らし、健康的な生活を長期的に維持する素地をつくることができます。家族全体で足指ケアに取り組んでみると良いでしょう。

9.浮き指が引き起こすその他の足トラブル

浮き指は、一見すると足指だけの問題に思えますが、実際には他の足トラブルを誘発するきっかけにもなります。

巻き爪や外反母趾、偏平足など、足の形状や爪の生え方に関わるトラブルのリスクを高める要因として、浮き指は無視できません。子どもの内に適切にケアをしておくことが大人になってからの負担を減らすコツです。

浮き指があると、足指や爪にかかる圧力が不均等になりがちです。そのため、思わぬ形でトラブルが進行してしまうことも珍しくありません。

こうした合併症を防ぐためにも、浮き指そのものを早期に対処することが大切です。必要に応じて専門機関で足の状態を確認し、適切な治し方や生活習慣の指導を受けると安心です。

巻き爪・曲がり指の原因と対策

浮き指の影響で足幅が狭くなったり、靴の中で指が十分に動かない状態が続くと、爪に負担がかかり巻き爪になりやすくなります。爪の先端が皮膚に食い込み、痛みを伴うことも少なくありません。

定期的な爪のケアはもちろんですが、根本的には足指の機能を改善することで、巻き爪の進行を防ぐことができます。足指を動かす運動や、靴のサイズ調整は有効な手段です。

曲がり指も同様に、靴や生活習慣によって足指に不均等な圧力がかかることで起こる症状です。痛みがある場合は早めに専門家の診察を受け、状態に合った対策を取りましょう。

偏平足・外反母趾に繋がる要因

浮き指が続く状態は、足アーチが崩れて偏平足を進行させる一因となり得ます。足指が使えないまま成長すると足裏の筋肉が弱り、しっかりと弓形を維持できません。

また、外反母趾も浮き指と関連が深く、親指の付け根に余分な負担がかかることで骨が変形していくことがあります。子どもの柔らかい骨だからこそ、正しいケアが求められます。

これらのトラブルを防ぐためにも、日常的に足指を動かし、姿勢や歩き方をチェックする習慣を身につけさせましょう。早期の足育が健康な足と姿勢を保つ鍵となります。

まとめ:子どもの浮き指を早期にケアして健やかな成長をサポートしよう

浮き指は姿勢悪化や運動性能の低下など、子どもの成長に様々な影響を及ぼす恐れがあります。

しかし逆に言えば、正しい足育や靴選び、適切なエクササイズを取り入れることによって、浮き指は改善しやすいトラブルです。早期に気づいてケアを始めれば、大人になってから発生する足トラブルを根本から予防できます。

日常的に子どもの足を観察し、適度な運動と足指に負担をかけない靴生活を実践することが重要です。遊びの延長線上でできるエクササイズも数多くあるため、親子で楽しく継続できる方法を取り入れてみましょう。

足指を鍛え、地面をしっかりつかめる足になることで、姿勢が安定し、心身のバランスが整いやすくなります。健康的な成長をサポートするためにも、浮き指を放置せず、今から対策に取り組んでいきましょう。

「いづるベース」なら足裏から子どもの能力を引き出します

いづるベースは、足裏から子どもの運動能力・脳の成長を促進する子ども向け専門ジムです。

足裏は「第二の心臓」とも呼ばれており、約60〜70個の反射区(つぼ)があります。足裏は身体機能の向上だけでなく、怪我の予防、脳の発達など、子どもの身体にとってとても大切な場所になります。

いづるベースはただの子ども向け体操教室ではなく、「足裏」への運動アプローチを通じて運動能力だけでなく学力なども含め子どもの可能性を引き出す体操教室です。

3歳から12歳のお子様に向けて、年代に合わせたコースや親子ペアコース、小学校お受験コースなどお子様それぞれに合わせた成長を促すために最適なコースを揃えております。

気になる方はぜひ一度店舗へお気軽にご相談ください。

店舗情報

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大阪府大阪市西区靱本町1-16-20 本町アートスクエア2階

【天王寺校】
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料金表

ファーストコース
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8,800円〜
セカンドコース
運動能力・学力を劇的に伸ばしたい方へ
8,800円〜
親子ペアコース
子どもと一緒に健康的な身体作りを始めたい方へ
14,800円〜
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小学校受験を考えている方へ
19,800円〜

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著者情報writer
いづるベース代表 澤田 修司

内閣府所管企業主導型保育園「いづる保育園」の運営、幼保業界の問題解決サービス「保育のカタチ」の運営、キッズフィットネスジム「いづるベース」の企画運営をしています。「子どもたちにもっと思いっきり遊んで欲しい!」という強い想いからいづるベースを立ち上げました。幼保業界に携わる中で得た知見を、より多くの人に伝えられるよう記事を執筆します。社会貢献活動にも力を入れていきます。