公開日 2026.02.26 更新日 2026.02.26

【入学準備】授業中に「座っていられない」原因は?小1プロブレムを防ぐために家庭で見直すべき「座る力」

小学校への入学は、子どもにとって学習や生活習慣が大きく変化する大きな節目です。保育園や幼稚園のように自由に動き回れる環境から、机に向かうことが多くなる学校生活への移行に不安を抱える保護者は少なくありません。特に「きちんと授業中に座っていられるか」という点は、多くの家庭が心配するポイントです。
入学直後に問題化しやすい“小1プロブレム”には、子どもが教室で落ち着かない、立ち歩くなどの行動が含まれます。これは身の回りの環境変化だけでなく、体の筋力不足や集中力のコントロールなど、さまざまな要因が複合的に絡み合っているのが特徴です。

ここでは“座る力”の本質に注目し、家庭で今から取り組める具体的なトレーニングや生活リズムの整え方をご紹介します。子どもが安心して学習に集中できる状態をつくり、小1プロブレムの発生を予防し、スムーズに学校生活をスタートできるように役立ててみてください。

小1プロブレムとは?入学後に表面化する“座れない・落ち着かない”問題

子どもが入学後、授業中に立ち歩いたり落ち着きをなくしたりする「小1プロブレム」は、近年増加傾向にあります。
小1プロブレムは、小学校に入学してすぐの時期に子どもが教室で落ち着かず立ち歩いてしまう、友だちとの関わり方がわからずトラブルを起こしてしまうなど、特有の問題がおこりやすい状況を指します。保育園や幼稚園と異なり、決まった時間に合わせて授業が進んでいく学校生活に、子どもが慣れるまで時間がかかることが原因の一つです。さらに学習内容も急にレベルアップするため、精神的な緊張やストレスを抱えやすくなる傾向があります。

こうした問題は、個々の子どもだけでなく、クラス全体の学習環境や先生の指導にも大きな影響を与えます。授業がスムーズに進まないことや、落ち着きのない子どもに先生の注意が集中しすぎることで、他の子どもたちの学習意欲が下がる例も少なくありません。だからこそ、保護者は早めに子どもの様子を把握し、家庭でできる対策を進めることが重要になります。

授業中に座っていられない主な原因:発達・環境・心理面から考える

なぜ子どもは授業中に座り続けることが難しくなるのでしょうか。主な原因を3つの視点から捉えます。
小学校入学にともない、子どもは初めて「一定時間、椅子に座って学習する」というルールに直面します。
保育園や幼稚園では、活動と活動の合間に自由に動ける時間が多かった一方で、小学校ではチャイムに合わせて行動しなければならず、突発的に席を立つことが周囲に迷惑をかけるとされます。こうした環境の変化に対する戸惑いが、子ども自身の落ち着きのなさや集中力の散漫につながりがちです。
また、体の準備不足や生活リズムの乱れも、授業中に座っていられない大きな要因となります。体幹が未発達で、背筋をしっかり保つための筋力が弱い子どもは、姿勢が崩れやすいため長時間座り続けるのが苦痛です。さらに夜更かしなどで睡眠不足の状態が続くと、脳の働きが鈍り、集中力や我慢する力が低下しやすくなるため、授業中に落ち着いていられなくなるケースが増えます。

1)環境の大きな変化によるギャップ

保育園や幼稚園と比べて、小学校は教室の雰囲気や教師の指導方法、学習内容が大きく変わります。子どもは新しい机や椅子、黒板などの道具にも慣れが必要で、短期間でこれらに対応することが求められます。慣れない集団生活の中で自分のペースがつかめず、結果として落ち着かずに席を離れてしまうことがあります。

2)長時間座る習慣がないまま入学する子どもたち

最近は園生活でも机に向かう時間が減りがちで、遊びを中心とした保育を実施する施設も少なくありません。そのため、小学校に入るまで十分に座る練習を経験していない子どもも多く存在します。長い時間、集中して座っている感覚に慣れていないため、授業時間内に席を立つ行動をしがちになるのです。

3)生活リズムや睡眠不足・セロトニンの低下

夜更かしや朝早く起きられないといった生活リズムの乱れは、精神的な落ち着きと密接にかかわっています。朝ごはんを食べずに登校すると血糖値が低下し、さらにセロトニンの分泌量も減少することで、情緒の安定や集中力の維持が難しくなるケースが多いです。こうした要因もあいまって、子どもは授業中の席に落ち着けなくなることがあります。

“座る力”を左右する体幹の弱さ:今なぜ注目されるのか

姿勢を安定させるためには、体幹の育成が欠かせません。近年、体幹の弱さが学習面に与える影響が注目されています。
“座る力”という言葉は、椅子に座った状態で背筋や腹筋を使って姿勢を保ち、長時間集中していられる力を指します。この座る力を支える中心が体幹です。体幹が弱いとすぐ疲れてしまい、猫背になったり、腰を前後にずらす姿勢をとったりするため、いわゆる“落ち着いて座る”状態を維持するのが難しくなります。

このような姿勢の乱れは脳への刺激や血流にも影響し、学習効率を下げる原因にもなります。体幹が弱いと姿勢を保つだけでエネルギーを多く消費するため、授業に集中する余裕が残らなくなりやすいのです。結果として「座っていられない」「飽きて立ち歩いてしまう」といった行動につながり、学習面のみならず子どもの自己評価やモチベーションにも影響を及ぼします。

体幹が弱いと姿勢と集中力はどう変わる?

背筋と腹筋を含めた体幹が未発達の子どもは、椅子に座るときに上半身を安定して支えられません。そのため、顎を突き出したり、机にうつ伏せになるような姿勢を取りがちです。結果的に、呼吸が浅くなり集中力が続かないばかりか、ノートに向かう目線が定まりにくくなる場合もあります。

子どもの体幹が低下する背景:運動不足・ICT環境の影響

近年は外で遊ぶ時間が減り、室内でのデジタル機器利用が増えています。スマートフォンやタブレットを長時間使用していると、常に前傾姿勢になりやすく、背筋や腹筋をまんべんなく使う機会が失われがちです。自分の体をしっかり支える筋肉が育たないことで、入学後、椅子に座り続けることに負担を感じやすくなります。

座っていられないことがもたらす学習面・精神面への影響

“座れない”状態が続くと、成績面だけでなく精神的な不安定や人間関係のトラブルにも発展する恐れがあります。
授業中に立ち歩いてしまうと、先生やクラスメートへの迷惑になるだけでなく、学習内容を聞き逃す可能性が高まります。結果として学習の遅れが生じ、子どもの自信喪失につながることも少なくありません。学習がうまくいかないと負のサイクルに陥り、授業へのモチベーションがさらに下がってしまう恐れがあります。
また、周囲に落ち着きのない印象を与えることで、友だちとの人間関係にも影響が及ぶ場合があります。注意を受ける機会が増えることで自己主張や協調性にも悪影響が出るケースがあり、協力学習や集団活動で疎外感を覚える子どももいます。学習面と精神面は密接に結びついているため、早めの対策が重要といえます。

今からできる!家庭での体幹トレーニングと“座る力”アップ方法

家庭でも取り組める運動やちょっとした環境調整によって、座る力を強化し、入学後の授業参加をスムーズにします。
体幹強化は特別な器具がなくても始められ、毎日の遊びやストレッチを通じて徐々に培うことが可能です。また、子どもは同じ姿勢を長時間続けるのが難しいため、適宜体を動かせる環境を用意したり、家庭学習時間の合間に運動を取り入れたりすると効果的です。無理をせず、子どもが楽しみながら継続できる方法を取り入れていきましょう。

さらに家庭の学習環境を整えることで、子どもは姿勢を正しやすくなり集中力を維持しやすくなります。机や椅子の高さを調整するだけでなく、定期的に立ち上がって軽い体操をする時間を組み込むなど、学習と休憩のバランスをとる工夫を行うことがポイントです。

1)毎日5分から始める運動遊び(なわとび・かかしポーズなど)

なわとびや、片足で立つ“かかしポーズ”などのバランス遊びは、子どもの体幹を強化する簡単な方法です。最初は短時間でも、毎日少しずつ継続することで体幹だけでなく脚力・バランス感覚も向上します。親子で遊ぶ感覚で行うと、子どもも楽しみながら続けられます。

2)適切な椅子や机の高さ調整で姿勢をサポート

座ったときに足裏が床にしっかりつき、肘を机の上に置いても肩が上がらない高さが理想です。もし椅子と机の高さが合わない場合は、足台やクッションを活用して調整を行いましょう。正しい姿勢をとりやすい環境を用意してあげることで、背筋を伸ばす習慣が身につきやすくなります。

3)休憩と集中のバランスをとる時間割を作る

子どもの集中力は長時間持続しないため、こまめに休憩を挟むことが大切です。例えば15分から20分程度の学習のあとに、3分ほどのストレッチや軽い体操を取り入れるだけでも、リフレッシュ効果があります。短い集中時間とこまめな休憩を組み合わせることで、子どもが疲れにくく、座る力を維持したまま学習を続けることができます。

学校でのサポートと家庭との連携:生活リズム・学習環境を整える

学校と家庭が連携して、子どもの生活リズムや学習環境を整えることが小1プロブレムの解消につながります。
学校の先生たちは、子どもの一人ひとりにあった対応をめざしています。しかし、クラスの人数が多いと十分に目が行き届かない場合もあるため、保護者が家庭での子どもの様子を積極的に共有することはとても重要です。小さな気づきでも早めに伝えることで、先生側も対策を立てやすくなります。
また、小学校入学前に生活リズムを確立し、のちの立ち居振る舞いに慣れておくことも効果的です。朝、同じ時間に起きて食事をし、適度に運動を行う習慣を少しずつ導入すれば、入学後の負担が減り、落ち着いて授業に参加しやすくなります。

先生への相談・情報共有を積極的に行うポイント

家での姿勢や生活面での困りごとを、躊躇せず先生に相談することが大切です。先生の立場からは、保護者の具体的な情報があると、学校でのサポート策を考えやすくなります。特に体幹の弱さや落ち着きのなさがある場合、座る場所の工夫や休み時間の過ごし方などを学校と話し合いながら決めることで、子どもの負担を軽減できます。

小学校入学前からの“慣れ”をつくるための事前対策

入学前の段階で学校の雰囲気や通学路に慣れておくと、子どもの不安をやわらげることができます。体験入学や見学会が実施されることもあるので、子どもが教室で座る経験を少しでも積んでおくのも一手です。また、朝の支度や勉強に取り組む時間を少し早めに設定するなど、入学後の生活リズムに近い形で普段から練習するのも効果があります。

まとめ・総括:子どもの“座る力”を育て、小1プロブレムを解消しよう

座る力を家庭で育てることは、入学後の学習環境へのスムーズな適応に直結します。早めの対策で小1プロブレムを防ぎましょう。
授業中に落ち着きを保てない背景には、環境の変化や体幹の弱さ、生活リズムの乱れなど様々な要素が絡み合っています。これらは子どもの成長や発達において一時的なものでもありますが、しっかりと向き合わないと学習面の遅れや精神的なストレスを大きくする要因となりかねません。だからこそ、家庭で体幹を鍛え、生活リズムを整え、学校と意見交換をすることで早期に対処する必要があります。
子どもが授業に集中し、落ち着いて学べる基盤をつくるには、日常の小さな工夫の積み重ねが大きな成果を生みます。未来につながる大切な学びの場を支えるためにも、今からできることを少しずつでも始め、子どもに合った対策を継続していきましょう。

「いづるベース」なら足裏から子どもの能力を引き出します

いづるベースは、足裏から子どもの運動能力・脳の成長を促進する子ども向け専門ジムです。

足裏は「第二の心臓」とも呼ばれており、約60〜70個の反射区(つぼ)があります。足裏は身体機能の向上だけでなく、怪我の予防、脳の発達など、子どもの身体にとってとても大切な場所になります。

いづるベースはただの子ども向け体操教室ではなく、「足裏」への運動アプローチを通じて運動能力だけでなく学力なども含め子どもの可能性を引き出す体操教室です。

3歳から12歳のお子様に向けて、年代に合わせたコースや親子ペアコース、小学校お受験コースなどお子様それぞれに合わせた成長を促すために最適なコースを揃えております。

気になる方はぜひ一度店舗へお気軽にご相談ください。

店舗情報

住所【うつぼ校】
大阪府大阪市西区靱本町1-16-20 本町アートスクエア2階

【天王寺校】
大阪府大阪市天王寺区真法院町17-14 勝慶ビル1階

【上本町校】
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連絡先【うつぼ校】
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うつぼ校公式LINE

【天王寺校】
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定休日【うつぼ校】
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【上本町校】
日曜日・月曜日
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料金表

ファーストコース
運動習慣を身に付けさせたい方へ
8,800円〜
セカンドコース
運動能力・学力を劇的に伸ばしたい方へ
8,800円〜
親子ペアコース
子どもと一緒に健康的な身体作りを始めたい方へ
14,800円〜
お受験コース
小学校受験を考えている方へ
19,800円〜

子どもの運動能力・学力を向上させたいと思っている方は公式LINEからご連絡ください。いづるベースのスタッフがまずはご相談に乗らせていただきます。

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著者情報writer
いづるベース代表 澤田 修司

内閣府所管企業主導型保育園「いづる保育園」の運営、幼保業界の問題解決サービス「保育のカタチ」の運営、キッズフィットネスジム「いづるベース」の企画運営をしています。「子どもたちにもっと思いっきり遊んで欲しい!」という強い想いからいづるベースを立ち上げました。幼保業界に携わる中で得た知見を、より多くの人に伝えられるよう記事を執筆します。社会貢献活動にも力を入れていきます。